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日爪 ノブキ
帽子・ヘッドピースデザイナー

文化服装学院を首席で卒業後、渡伊。イタリアのメーカーよりアンダーウェアーのデザイナーとして自身のブランドを発表し、 ミラノなどイタリア主要都市を中心にコレクションを発表する。帰国後、帽子/ヘッドピースデザインに可能性を拡げ、国内外の舞台や映画、ミュージシャンの帽子/ヘッドピースのデザイン製作を数多く手掛ける。同時に、自身のファッションブランド” NOBUKI HIZUME ” を展開している。また、2009年より拠点をパリに移し、数多くのグランメゾンのパリコレクション用の帽子を手掛けている。2019年、フランス・国家最優秀職人章(Meilleur Ouvrier de France)に認定される。

≫主な経歴


CONCEPT

生命体
オブジェと帽子の融合
アートとファッションとの融合

消費する事により、物欲を満たしてきた我々はその欲望の行き着く先を考えて行かなければいけないところまできてしまった。資源には限界があるという事にいよいよリアルに向き合っていかなければいけない時代の到来である。我々は次の時代のもの作りのあり方を考え、実践していかなければいけないのである。次の時代のもの作りのあり方。それは、モノを単なるモノという概念から昇華させ、生き物とさせる事によりアート作品の様に付加価値を付け、流行に流されず、永遠に残っていくモノ作りであると私は考える。

私の創り出すモノの特徴は、一つ一つが単なるモノではなく、おのおのが独立した生命体であるという点である。生命体である私の作品たちはそれ自体で独立し、価値をもち、人の心にその存在を植付ける。具体的には、私の作品特に帽子をクローズアップし説明すると、帽子であるから勿論の事それを被る事による機能、楽しみを与える。がそれのみに留まらず、被られえていない間は、オブジェとしての価値を持ち観賞物としても楽しむ事ができる。しかもそれは、帽子がただ飾ってあるというレベルを超えて、もはや被ることが無くなったとしてもオブジェとして置いておきたいと思えるような本当の意味でのアート作品のオブジェとしてである。

この可能性の広がりにより私の作品たちは、時代の流れから自身を守り抜く事ができ、永遠に生き続ける事ができるのであると私は考える。この様なクリエーションのあり方、これこそがこれからの時代のモノ作りのあり方なのではないだろうか。そして、この様な考え方を持ちクリエーションしていく私だからこそ、私以外の何者にも表現できない私独自の世界観が表現できるのだと考える。


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